1.1. 変数

【共通テスト手順記述標準言語 (DNCL) 】

特に指示がない限り、小文字で始まる変数は通常の変数を表し、大文字で始まる変数は配列を表します。また、すべて大文字の変数は実行中に変化しない値を表します。

DNCL 説明
kosu 英字で始まり、英字のみで出来ている

(※先頭以外なら、数字も使ってよい)

kosu_gokei 個数(kosu)と合計(gokei)の2つの語を、_(アンダースコア)でつないでいる
Tokuten 先頭の文字を大文字にして、配列を表している

【Python】

やりたいこと プログラム 注意事項
変数kosuを使う kosu = 100 変数kosuに値100を代入した例。
変数kosu_gokeiを使う kosu_gokei = kosu + 1 変数kosu_gokeiに、変数kosuの値に1を足した結果を代入した例。
リストTokutenを使う Tokuten = [] 空の(要素が1つもない)配列を作り、変数Tokutenに代入した例。

 

1.2.

【共通テスト手順記述標準言語 (DNCL) 】

特に断らない限り、数値は 10 進法で表します。文字列は、文字の並びを 『「』と『」』 、または、『“』と『”』でくくって表します。

DNCL 説明
100 整数(10進法)
99.999 小数(10進法)
「見つかりました」 文字列。「と、」で囲んでいる
“It was found.” 文字列。“と”(引用符)で囲んでいる

【Python】

やりたいこと プログラム 注意事項
値100を表現する 100 普通に数字を並べただけなら10進数として扱われる。
値99.999を表現する 99.999 Python言語実行時には浮動小数点数として扱われるため、計算によって誤差が生じることがある。
文字列「見つかりました」を表現する “見つかりました” 文字列を表現した。

“”(二重引用符)または”(一重引用符)で囲む。

 

1.3. 配列/リスト

【共通テスト手順記述標準言語 (DNCL) 】

配列の要素は、要素の番号を添字で指定します。2次元以上の場合は、添字を『, 』で区切ります。

添字の値は0以上の整数ですが問題によっては1以上の添字のみを扱います。

DNCL 説明
Tokuten[2] (1次元の)配列Tokutenの、3番目の要素

(※添字は0から始まる。0,1,2なので3番目)

Gyoretu[3,2] 2次元配列Gyoretu(行列)の4行目・3列目の要素

(※添字は0から始まる。0,1,2,3なので、4行目・3列目)

【Python】

やりたいこと プログラム 注意事項
リストの要素を指し示す

(1次元目)

Tokuten[2] Pythonのリストの添え字は、必ず0から始まる。
リストの要素を指し示す

(2次元配列)

Gyoretsu[3][2] Pythonのリストの添え字は、必ず0から始まる。