2進数で表した数を、10進数に変換して表す方法を学びましょう。
次に示すサンプルアプリでは、5桁の2進数を入力して、10進数の表現に変換することができます。
このページでは、その変換の考え方と、計算の手順を説明しています。
サンプルアプリ「2進数から10進数への変換」の使い方
それぞれの桁の、数字「0」が表示されているところをクリックすると、「1」になります。その「1」をもう一度クリックすると、「0」に戻ります。
5つの桁のそれぞれについてクリックして、5桁の2進数を作ると、下の「10進数の値」の欄に、対応する10進数の値が表示されます。
「10進数の値」の下には、どのような計算で2進数から10進数に変換できるか、計算式が表示されます。
このアプリは、下のボタンをクリックして、自分のMonaca Educationにインポートして使うことも出来ます。
Monaca Educationにインポートする(要ログイン)
桁の重み
10進数では、1桁目が一の位、2桁目が十の位、3桁目が百の位となっていて、1つ桁が上がるごとに値は10倍になります。
- 例:
- 3と30の関係
- 1つ目の数「3」は、一の位の数字が3。2つ目の数「30」は、十の位の数字が3。
- 値としては3と30なので、一桁上がることで元の10倍になっている。
- 40と400の関係
- 1つ目の数「40」は、十の位の数字が4。2つ目の数「400」は、百の位が4。
- 値としては40と400なので、一桁上がることで元の10倍になっている。
- 43と430の関係
- 「43」の二つの桁それぞれについて、左に1桁ずらすと430。元の10倍になっている。
- 3と30の関係
2進数では、それぞれの桁の重みが1、2、4、8、16、…となります。1つ桁が上がるごとに、値は2倍になります。
- 例:
- 1(2)と10(2)の関係 ※(2)は、2進数であることを表します。
- 1つ目の数「1(2)」は、10進数では「1」。
- 2つ目の数「10(2)」は、10進数では「2」。
- 1桁上がることで、元の2倍になっている。
- 100(2)と1000(2)の関係
- 1つ目の数「100(2)」は、10進数では「4」。
- 2つ目の数「1000(2)」は、10進数では「8」。
- 1桁上がることで、元の2倍になっている。
- 101(2)と1010(2)の関係
- 1つ目の数「101(2)」は、10進数では「5」。
- 2つ目の数「1010(2)」は、10進数では「10」。
- 1桁上がることで、元の2倍になっている。
- 1(2)と10(2)の関係 ※(2)は、2進数であることを表します。
この、各桁の重みを使うと、2進数から10進数に変換できます。
2進数の表現から10進数の表現に変換する計算
2進数の5桁目が「1」なら、(桁の重みが16なので)10進数では「16」になります。5桁目の値が「0」なら「0」です。
2進数の4桁目が「1」なら、(桁の重みが8なので)10進数では「8」になります。4桁目の値が「0」なら「0」です。
2進数の3桁目が「1」なら、(桁の重みが4なので)10進数では「4」になります。3桁目の値が「0」なら「0」です。
2進数の2桁目が「1」なら、(桁の重みが2なので)10進数では「2」になります。2桁目の値が「0」なら「0」です。
2進数の1桁目が「1」なら、(桁の重みが1なので)10進数では「1」になります。1桁目の値が「0」なら「0」です。
それぞれの桁の値に、重みを掛け算して、それらの値を合計すると、10進数での表現になります。