Monacaは2012年にアシアル株式会社が世に出した、クラウド型アプリ開発環境です。
当初は「誰でも簡単アプリ開発」をキャッチコピーにしており、子ども向けのプログラミングイベントで使われることもありましたが、徐々にプロフェッショナル向けの機能を増やし、現在では多くの企業がアプリ開発基盤として利用しています。
また、ブラウザだけで本格的なプログラミング環境を利用できることが評価され、2015年頃には学校での導入実績も増えていきました。2019年度には機能を統廃合してプログラミング教育やプログラミング入門向けにチューニングした教育版Monaca(通称、MonacaEducation)をリリースしました。
Monacaの基本的な考え方
HTML5xCSSxJavaScriptといったWebの標準言語を組み合わせてアプリ開発を行います。
Webサイトを作成する技術と同一のため、Web制作を学んだ方がMonacaでアプリ開発を行うことや、MonacaでWeb制作を学ぶことも可能です。
MonacaとCordovaの関係
MonacaではHTML5で作成したコンテンツをアプリとして動かすための要素技術としてCordovaを採用しています。
最近ではCordova以外にもElectronを利用してHTML5でデスクトップアプリを開発する仕組みも追加されましたが、教育版には搭載されていません。