SQLとは

SQLはリレーショナルデータベースの操作に特化して開発された言語です。
エスキューエルやシークエルと呼びます。
高度なデータの集計処理などを1行で記述することができます。

SQLは非手続き型言語

JavaScriptやC言語のような汎用言語では、処理を1行ずつ記述して上から下に実行していく手続き型が一般的ですが、SQLは非手続き型言語のため、フローチャートで表せるような手続き型の記述にはなりません。

SQLではデータを集合として扱い、集合をどのように結合・選択・集計するのかを1つのSQL文として記述して処理します。

例えば、売り上げの記録されたデータ集合があったとして、売り上げを集計するSQL文は以下のようになります。


SELECT SUM(price) FROM sales GROUP BY item_id

変数も分岐も繰り返しも使わずに、1行のSQL文でデータを集計できることが分かります。

SQLはDSL(ドメイン固有言語)

SQLのように特定の目的に特化して作られた言語をDSL(ドメイン固有言語)と呼ぶ場合もあります。

用途

データ分析の用途で使ったり、他の手続き型言語と組み合わせてシステム開発で使われたりします。

SQLの学習について

SQLは短い命令で簡単にデータを集計できるため、入門レベルであれば手軽に学べる言語の一つです。Monaca上でSQLを実行するための記事も用意しましたので、是非、試してみてください。